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PRINCE DENTAL CLINIC

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審美歯科のホワイトニング | 種類と費用相場について詳しく解説!

歯鏡で歯の状態を検査している女性

審美歯科のホワイトニングは自費診療のため、歯科医院によって費用は異なります。ホワイトニングの種類や行う回数によっても料金が変わるため、価格相場が気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は、ホワイトニングの種類と費用相場について詳しく解説していきます。

ホワイトニングとは?

シェードガイドで理想の歯の色を選ぶ女性と歯科医

ホワイトニングとは、薬剤を用いて歯を白くする方法です。

歯は表面にエナメル質、下層に象牙質があります。象牙質は黄色っぽい色をしており、半透明のエナメル質を通すことで歯の色として認識されます。つまり、象牙質の色が濃い人は歯が黄色く見え、薄い人は歯が白く見えます。

ホワイトニングは「エナメル質に薬剤を塗布して白く見せる方法」と「象牙質を白くする方法」の2パターンがあります。着色汚れなら歯磨きやクリーニングで歯を白くできますが、歯そのものが変色している場合は汚れを落とすだけでは白くなりません。もともと歯が黄色い人も含め、歯自体が変色している場合はホワイトニングが有効です。

ホワイトニングの種類

5つのカードの中から1つのカードを選択している

ホワイトニングは歯科医院で施術してもらう方法と自宅でできる方法があります。それぞれの特徴について解説していきます。

オフィスホワイトニング

歯科医院で行うホワイトニングのことをオフィスホワイトニングと呼びます。過酸化尿素や過酸化水素を成分とした薬剤を歯に塗布し、光を照射します。照射時間は歯科医院やサロンによって異なりますが、10分前後が平均的です。

メリット短時間で歯を白くできる/イベント前など時間がない場合でも間に合う
デメリット色戻りが早い/虫歯や歯石があると施術ができない/薬剤の濃度が高いため歯がしみることがある

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、作成したマウスピースの中に薬剤を注入して数時間装着する方法です。オフィスホワイトニングは歯の表面を白くしますが、ホームホワイトニングは歯の内側を白くします。歯の色のもとである象牙質を漂白させるため、色持ちがよく仕上がりも自然です。

施術は歯科医師や歯科衛生士の指示に従って行いますが、頻度が少ないと効果が現れにくくなるため自宅での自己管理が重要になります。

メリット歯科医院に通わなくても自分のペースでできる/マウスピースがあると何度でもホワイトニングができる/長期的に考えると薬剤を追加購入するだけのため費用が抑えられる
デメリット効果が出るまで時間がかかる(2週間~1か月)/ホワイトニング後24時間は着色しやすいため、着色の強い食事や喫煙を控える/注入する薬剤が少なすぎると色ムラができる/薬剤が多いと歯茎に触れてしまい、炎症が起きる可能性がある

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。効果に時間がかかるホームホワイトニングの前にオフィスホワイトニングをすることで、即効かつ持続的な白さを実現できます。

メリット即効性と持続性のいいとこどり
デメリット費用が高い/並行して行うため、薬剤の歯に触れる頻度が高く知覚過敏が起きやすい

ホワイトコート(歯のマニキュア)

ホワイトニングは、自然の歯は白くすることができますが、詰め物や被せ物など人工の歯には作用しません。

ホワイトコートは歯の表面に白いマニキュアを塗布するため、差し歯や銀歯でも白くすることが可能です。歯科用のマニキュアは、飲み込んでも害のない樹脂系の素材を使用しているため安心です。

メリット市販のものより色ムラがなく、持続期間が長い/ホワイトニングで白くできない歯も白くできる
デメリット一部分が剥がれると不自然になる/虫歯や歯周病があると受けられない

セルフホワイトニング

セルフホワイトニングは、市販のホワイトニング用品を使って歯を白くする方法です。ホワイトニング用の歯磨き粉や歯のマニキュア、歯の消しゴムなどを購入して自宅で使用します。

いずれも医療行為に分類されないため、薬剤の濃度も低く効果は限定的といえます。

メリット費用が安い/手軽に行える/歯がしみたり、痛みを感じたりすることが少ない
デメリット効果は限定的かつ一時的である/歯のマニキュアは色ムラや不自然な白さになることがある/マニキュアと歯の間に細菌が入り、虫歯になるリスクがある/歯の消しゴムはエナメル質を削るため、歯の寿命を縮める可能性がある

ホワイトニングにかかる費用相場

階段状に積まれた積み木の上にコインが置かれている

審美歯科のホワイトニングは自費診療にあたり、歯科医院が自由に費用を決めることができます。料金にばらつきはありますが、ホワイトニングにかかるおおよその費用についてご紹介します。

オフィスホワイトニング (10分×3回)約15,000~60,000円 *追加1回分は約5,000~10,000円
ホームホワイトニング (マウスピース+ジェル2本)約15,000~40,000円 *追加ジェル1本は約3,300円
デュアルホワイトニング約50,000~80,000円
ホワイトコート(1歯)約2,200~6,600円 *6歯、8歯まとめて施術する場合は約20,000円
セルフホワイトニング約500~3,000円

ホワイトニングは保険適用になる?

医療関連の絵柄が描かれた積み木が置かれている

ホワイトニングは、審美歯科に分類されるため保険適用にはなりません。

保険は病気の治療を目的にしたものしか適用されないため、審美を目的とするホワイトニングは自費診療です。クリーニングは歯周病の原因である歯石を除去するために行われるものですが、審美目的でクリーニングする場合も自費診療です。また、美容目的の治療は医療費控除の対象外になるので受けられません。

ホワイトニングの費用を安く抑える方法

電卓の上に豚の貯金箱が置かれている

ホワイトニングにかかる費用を抑える方法は、市販のホワイトニング用品を使用することです。つまり、セルフホワイトニングです。歯のマニキュアや歯の消しゴムは売られている種類も多く、1,000円前後で手に入ります。

歯科医院で行うホワイトニングは費用が高くて手を出しづらいという場合は、まずは市販のホワイトニング用品から始めてみてはいかがでしょうか。

ホワイトニング効果のある歯磨き粉

歯科医院で使用されるホワイトニング剤は国家資格者しか取り扱うことができないため、市販の歯磨き粉には配合できません。ステイン除去やエナメル質保護を目的とする成分が入っているものをホワイトニング効果のある歯磨き粉と呼んでいます。

歯のマニキュア

メイク感覚で歯を白くするのが歯のマニキュアです。気になったときにいつでも使用できるのが特徴ですが、カラーバリエーションが少なくツヤが出にくいため、不自然に見えることがあります。

歯の消しゴム

歯の消しゴムは、付属の研磨剤を歯に塗布してからシリコン状のスティックで歯を擦ります。

ただし、研磨剤が入っており歯を傷つける可能性があるため使用方法や頻度には注意しましょう。

ホワイトニングの効果の持続期間

自然の中に置かれた砂時計

ホワイトニングは永久的なものではなく、時間が経つと色戻りします。ホワイトニングの種類別に持続期間を比べていきます。

オフィスホワイトニング

  • 持続期間:約3〜6か月

歯の表面を漂白するオフィスホワイトニングは、ホームホワイトニングよりも持続期間が短く、日々の生活習慣にも左右されます。着色作用のあるコーヒーやワインなどを摂取する頻度が高いと、色戻りは早くなります。タバコのヤニも着色の原因になるのでホワイトニング後は注意しましょう。

ホームホワイトニング

  • 持続期間:約1年

ホームホワイトニングは象牙質を漂白させるので、時間はかかりますが色持ちがよいです。自宅で好きな時にホワイトニングができるため、継続して行うことで持続期間を延ばすことができます。

デュアルホワイトニング

  • 持続期間:約1年

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを並行して行うデュアルホワイトニングの持続期間は、ホームホワイトニングと同等の約1年です。

ホワイトコート

持続期間:約1~3か月

硬いものを摂取すると塗装が剥がれやすくなります。また、夜間の歯ぎしりや食いしばりがある場合も持続期間が短くなります。徐々に表面が剥がれていくため、定期的にリペアをすることで美しい状態を保つことができます。

セルフホワイトニング

持続期間:約1日~1週間

歯の消しゴムを使用した場合、白さは約1週間もちます。歯のマニキュアは、1〜2日経つと少しずつ剝がれていくため、毎日塗りなおす必要があります。

まとめ

歯科医院のテーブルの上に置かれた歯の模型

ホワイトニングは保険適用にならないため、プランや継続する期間によっては高額になることがあります。目的や理想の仕上がりをよく考えて、自分に合ったホワイトニングを探しましょう。

また、歯を変色させないためには日々のケアや生活習慣も重要です。日頃からホワイトニング効果のある歯磨き粉を使用し、着色作用の強い飲み物や食べ物を摂取したあとは口をすすぐなど予防することが大切です。