セラミック治療・ブリッジ治療とは?メリットや種類、費用など解説! – プランス歯科

歯医者で治療中の女性が微笑んでいる

千葉県松戸市の歯医者テラスモール松戸 プランス歯科です。

セラミック治療をすると歯を美しくすることができます。セラミックは、天然の歯と見間違えるほど白く自然な艶があり、痛みが少なく、短期間で治療が行えるため人気の治療です。セラミック治療と一口にいっても、虫歯治療から矯正治療などのさまざまな治療法が存在し、セラミックにもいくつか種類があります。

この記事では、セラミック治療のメリットや種類、費用などを詳しく解説します。

セラミック治療とは

銀歯とセラミック

セラミック治療とは、歯の色や形などを変えるためにセラミックという材料を使った治療法です。セラミックは、虫歯治療で大きく削った歯の一部を埋めたり、歯全体を覆う被せ物と使用されます。本物の歯に近づけるため、色調や色付、歯の形なども調整が可能です。セラミックは、天然の歯のように白く、透明感や艶があり、身体との親和性が高く、アレルギー反応が出にくいのも特徴です。保険治療で使用される白いプラスチックの材料は、変形したり割れやすかったりします。

しかし、セラミックは変形せず、歯との隙間もできにくいため、2次う蝕の発生も予防できます。また、歯の形を変えられるためセラミック治療で矯正を行うことも可能です。通常のワイヤー矯正やマウスピース矯正は約1~3年の治療期間が必要ですが、セラミック治療で矯正をする場合は1~2か月で治療が行えます。

セラミック治療のメリット・デメリット

メリットとデメリットを比較

セラミック治療のメリット・デメリットについて、詳しく解説します。

メリット

セラミック治療のメリットは、以下の4つです。

  1. 白いままで色戻りしない
  2. 経年劣化しにくい
  3. 汚れが付きにくい材質である
  4. アレルギーがある方でも使用できる

それぞれ詳しく解説していきます。

①白いままで色戻りしない

ホワイトニングはもとの歯の色に徐々に戻っていき、保険治療の白いプラスチックの材料は着色が付き変色してしまいます。

しかし、セラミックは色戻りしないため長くきれいな状態を保てます。

②経年劣化しにくい

セラミックは経年劣化がほとんどないため、色が白いままで形が保てます。

経年劣化しにくいので、セラミックと天然の歯の間に隙間ができにくく、長持ちしやすいので何度も治療の必要がありません。

③汚れが付きにくい材質である

金属やプラスチックは汚れが付きやすいですが、セラミックは表面に艶があるため、汚れや着色が付きづらく、歯の炎症なども起こしにくいです。

④アレルギーがある方でも使用できる

セラミックはアレルギー反応が起こりにくいため、アレルギー体質の方や金属アレルギーがある方でも使用できます。

デメリット

セラミック治療のデメリットは、以下の3つです。

  1. 保険内治療に比べて値段が高い
  2. 歯を削る量が多い
  3. セラミックが割れる可能性がある

それぞれ詳しく解説していきます。

①保険治療に比べ値段が高い

セラミック治療は保険が適用されないため、保険内治療に比べ、値段が高いのはデメリットといえるでしょう。

②歯を削る量が多い

銀歯の治療に比べ、セラミック治療は歯を削る量が多いです。銀歯は割れる可能性が少ないですが、セラミックは薄いと割れやすく、強度を増すために歯を多く削りセラミックに厚みをもたせます。

③セラミックが割れる可能性がある

セラミックは、金属より硬度が強いです。

しかし、陶器と同様で一撃の衝撃には弱いため、歯ぎしりの癖がある方には向かないでしょう。

セラミック治療の種類

1本の葉を治療している

セラミック治療といってもいくつか種類があり、歯の状態や治療する部位によって適応される治療法は異なります。

それぞれ詳しく解説していきます。

①セラミックインレー、アンレー

虫歯などで歯の一部を削った箇所に、セラミックで作られた詰め物を装着します。

詰め物が小さいものはインレー、大きい場合はアンレーといいます。

②オールセラミッククラウン冠

オールセラミックは、セラミックのみで作られています。歯を削り、オールセラミックで作られたクラウン冠を被せます。

金属を使用していないので、歯茎が黒く変色してしまう可能性がなく、透明感があります。また、金属より硬く、強度に優れているので長い期間使用できます。

③ハイブリッドセラミッククラウン冠

ハイブリッドセラミッククラウン冠は、プラスチックとセラミックを混ぜ合わせたものです。

歯を削り、ハイブリッドセラミックで作られたクラウン冠をかぶせます。ハイブリッドセラミックは、セラミックの色味、硬さ、プラスチックの粘り強さ双方の良さを持ち合わせています。

④メタルセラミッククラウン冠

メタルセラミッククラウン冠は、金属冠の表面にセラミックを焼き付けています。

歯を削り、金属冠の表面にセラミックを焼き付けたクラウン冠を被せます。金属を使用していて強度が高いので、奥歯やブリッジにおすすめです。

しかし、オールセラミックに比べると、金属を使用しており透明度が低いため、前歯などには向いていません。

⑤ラミネートべニア

ラミネートベニアは、薄く削りだした付け爪のような形のセラミックを表面に張り付けます。

前歯の色を変えたい場合や歯と歯の間に少し隙間がある場合に使用することが多く、他のセラミック治療に比べ、治療期間が短いです。

⑥セラミックブリッジ

ブリッジとは、欠損歯がある場合の治療法です。欠損歯にセラミックのダミーの歯、欠損歯の前後の歯にセラミッククラウン冠を被せ、橋渡ししてつなげています。

セラミックを使用したブリッジは、1本のクラウン冠より支える歯が多く力がかかりやすいため、ジルコニアセラミックやメタルセラミックなどの強度が強い材質が向いています。

セラミック治療に関するよくある質問

青い背景の前に「?」の吹き出しがある

セラミックの寿命はどれくらいなのか、割れてしまう可能性など、よくある質問をまとめました。

セラミックに寿命はある?

セラミックの寿命は、一般的に10年ほどといわれています。人工歯は定期的なメンテナンスを歯科医院で行うことにより、さらに長持ちさせることができるでしょう。人によっては15年から20年と長く使われている方もいるようです。

セラミックは変色する?

セラミックは変色しません。保険治療の白いプラスチックは変色してしまいますが、セラミックは変色せず、経年劣化しにくいことは大きメリットといえるでしょう。

セラミックは割れる?

セラミックは割れる可能性があります。歯科医師に相談すると、歯や詰め物が強く当たっている場所の噛み合わせを調整し、セラミックが割れてしまわないようにしてくれます。治療箇所によってセラミックの種類を選びましょう。歯ぎしりや食いしばりの癖がある方はマウスピースを併用することをおすすめします。

セラミック治療にかかる費用

セラミック治療は保険適用外のため、歯科医院によって費用が異なります。セラミック治療の費用相場をご紹介します。

治療方法 費用
セラミックインレー、アンレー 50,000~70,000円
セラミッククラウン冠 70,000~150,000円
ラミネートべニア 10,000~150,000円
セラミックブリッジ クラウン冠の値段×必要な本数 例:セラミックの料金が1本50,000円で、ブリッジにした歯が3本の場合 50,000円×3本=150,000円

セラミックインレーやアンレーなどの一部修復治療の費用相場は、1本50,000〜70,000円です。セラミッククラウン冠などの全部修復治療の費用相場は、1本70,000〜150,000円です。ラミネートべニア治療の費用相場は、1本100,000〜150,000円です。セラミックブリッジの場合は、クラウン冠の値段×必要な本数の値段で変わります。セラミックの被せ物や詰め物の費用だけでなく、虫歯治療や型取り、調整料金が歯科医院によってかかる場合があります。

詳しい費用については、治療する歯科医院に確認しましょう。

セラミック治療ができない人

メリットが多く、人気も高いセラミック治療ですが、患者様のお口の状態によっては、セラミック治療が適応できない場合があります。ここでは、セラミック治療ができない方について解説します。

①歯周病が進行している方

歯周病が進行して、歯が揺れている方はセラミック治療ができません。セラミック治療は歯の削る量が多いため、歯が揺れていると削ることができないのです。また、セラミックの被せ物を無理に被せたとしても長持ちしない可能性があります。

②歯ぎしりや食いしばりがある方

歯ぎしりや食いしばりがある方もセラミック治療ができない場合があります。セラミック治療ができないわけではありませんが、セラミックは衝撃に弱いため、歯ぎしりや食いしばりで歯に負荷がかかると、被せ物や詰め物が割れてしまう可能性が高いです。

セラミック治療の流れ

セラミック治療は、詰め物の大きさや虫歯の有無により治療期間が異なります。歯の型取りを行ってから1週間ほどで詰め物もしくは被せ物が仕上がります。治療期間はすべての工程で2週間〜1か月が一般的です。

以下に、詰め物の種類ごとにセラミック治療の流れをまとめました。

①インレー・アンレーなどの一部修復の治療の流れ

  1. カウンセリング
  2. 虫歯治療
  3. 型取り
  4. 詰め物の装着

一部修復の治療では、患者様とカウンセリングを行います。治療する歯を検査、診断し、そのうえで治療方法をご提案します。必要であれば麻酔を使用し、虫歯治療を行います。

②クラウン冠やブリッジなどの全部修復の治療の流れ

  1. カウンセリング
  2. 虫歯治療
  3. 仮歯に置き換え
  4. 型取り
  5. 試適(形や色の調整)
  6. 被せ物の装着

クラウン冠やブリッジなどの全部修復の治療では、食事の際に困らないように、また見た目を補うためにも、一時的に仮歯をいれます。

③ラミネートべニアの治療の流れ

  1. カウンセリング
  2. 歯の表面を薄く削る
  3. 型取り
  4. ラミネートべニアの装着

先述したように、ラミネートベニアの治療は、ほかの治療方法に比べて治療期間が短いのが特徴的です。

まとめ

口を指し笑顔の女性

今回はセラミック治療について解説しました。セラミック治療と一口にいっても、さまざまな種類があります。保険適用の治療に比べて、費用は高くなりますが、身体との親和性が高くアレルギーが起こりにくいことや、劣化せずきれいな状態を維持できるなどのメリットが多くあります。また、セラミックは審美性に優れているため、本物の歯とも見分けがつかないため、治療の候補としてお考えの方も多いのではないでしょうか。

セラミック治療を検討されている方は、この記事をご参考に、歯科医師と相談しながら納得のいく治療法を選択しましょう。

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