ホワイトニングに興味がある方は、「デュアルホワイトニング」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。「デュアルホワイトニングってどんな方法?」「効果はどのくらい続くの?」といった疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
ホワイトニングは近年、非常に人気のある治療法の一つであり、見た目の美しさを向上させるだけでなく、自己肯定感を高めるためにも効果的です。特に「デュアルホワイトニング」は、即効性と持続性を兼ね備えているため、忙しい方や短期間で結果を出したい方に最適な治療法です。今回は、デュアルホワイトニングの概要や施術の流れ、費用、また注意点を詳しく解説します。
デュアルホワイトニングとは?
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2つを併用して行うホワイトニング法です。
オフィスホワイトニングは歯科医院で行うホワイトニングで、薬剤を歯に塗布し、専用の光を照射して歯を白くする方法です。一方、ホームホワイトニングは、歯科医院で作成したマウスピースを用いて患者様自身が自宅でホワイトニングを行う方法と、医療ホワイトニングにはこの2つの方法があります。
この2つの方法を併用することによって、それぞれのメリットを最大化し、デメリットを補うことができます。オフィスホワイトニングの即効性と、ホームホワイトニングの長期間にわたる効果が両方得られるため、非常に満足のいく結果を得ることができるのです。
例えば、歯が黄ばみやすい加齢が気になる方にとって、デュアルホワイトニングは非常に有効です。また、トランスフォーメーションを実現したいと考えている方にとっても、短期間での歯の白さが得られるため、理想的な選択肢です。
オフィスホワイトニング・ホームホワイトニングそれぞれの特徴
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングには、それぞれ特徴がありますが、併用することでさらに効果的に歯を白くすることができます。それぞれの方法のメリットとデメリットを理解することが、最適なホワイトニング方法を選ぶためには非常に重要です。
<オフィスホワイトニングとホームホワイトニングのメリット・デメリット>
方法 | オフィスホワイトニング | ホームホワイトニング |
---|---|---|
メリット | ・一度で効果を実感しやすい ・有資格者による施術のため安心して受けられる |
・白さが長持ちする ・コストを抑えられる |
デメリット | ・効果の持続期間が短い ・ホームホワイトニングに比べて費用がかかる ・光を照射できる範囲に限りがある |
・効果が実感できるまで時間がかかる ・使用時間や方法を守らなければトラブルにつながる |
オフィスホワイトニングは、即効性が高く、一度の施術で目に見える結果が得られるため、すぐに白くしたい方に最適です。しかし、効果の持続期間は短いため、定期的なケアが必要です。また、費用はホームホワイトニングに比べて高くなります。
一方、ホームホワイトニングは自宅で行うため、コストを抑えられますが、効果を実感するまでに時間がかかります。それでも、ホームホワイトニングは、長期的に白さを維持したい方に適しています。
ほかのホワイトニング方法と何が違う?
ホワイトニングには、いくつか種類がありますが、デュアルホワイトニングが他の方法とどう異なるのか理解することは、最適な方法を選ぶために非常に重要です。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で行われる方法で、医療機関でのみ使用できる高濃度の薬剤を使い、過酸化水素を主成分とした薬剤を歯に塗布して、専用の光を照射します。
即効性があり、短期間で白くすることができるため、結婚式や大切なイベント前など、短期間で結果を出したい方に最適です。この方法は、短期間で効果を出したい方に向いているため、経験豊富な歯科医院でも新しく開業したクリニックでも変わらない人気を誇る治療法です。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医師の指導のもと、自宅で行うホワイトニング方法です。
歯科医院で作成したマウスピースに薬剤を塗り、1日2時間程度装着するだけで、徐々に歯が白くなります。特に加齢による歯の黄ばみや着色を予防する効果が期待される方法です。また、効果が持続するため、自分のペースで時間をかけてじっくりと白くしていきたい方にも向いています。
セルフホワイトニング
セルフホワイトニングは、薬剤を使用しない市販のホワイトニング商品や、ホワイトニングサロンで行われる方法です。
この方法のみ医療行為ではないため、漂白作用がある過酸化水素や過酸化尿素などの成分を含んだ薬剤は使用しません。酸化チタンなどの資格をもたない人でも扱える安全性の高い成分を使用して歯の表面の汚れを落とし、黄ばみを目立たなくしていきます。
近年では、ポリリン酸を使用した製品が注目されています。セルフホワイトニングの薬剤には、歯の内部に薬剤を浸透させて歯を白くさせる効果はありません。歯の表面にある着色や汚れを落とすことで、歯の黄ばみを目立たなくします。
デュアルホワイトニングのメリット・デメリット
前回の内容では、デュアルホワイトニングの概要や特徴を紹介しましたが、ここではそのメリットとデメリットについてさらに詳しく掘り下げます。
メリット
デュアルホワイトニングの最大のメリットは、即効性と持続性を兼ね備えている点です。
オフィスホワイトニングの即効性によって、短期間で目に見える効果を得ることができ、さらにホームホワイトニングの持続的なケアで白さを長期間維持することができます。このようなハイブリッドなアプローチにより、忙しい現代人にとって非常に便利で効率的な方法となっています。
加齢による歯の黄ばみや着色が気になる方にとって、デュアルホワイトニングは理想的な治療法です。加齢が進むにつれて、歯の色が変化し、黄ばみや茶色の着色が目立ちやすくなりますが、デュアルホワイトニングはその悩みを効果的に解消します。例えば、トランスフォーメーションのように、白さを取り戻す過程を楽しむことができます。
さらに、デュアルホワイトニングの効果は、歯科医院での専門的な施術と自宅での継続的なケアが組み合わさることで、非常に高い仕上がりが期待できます。スーパーな美しい歯並びと白さを実現できるため、非常に満足度が高い治療法と言えます。
デメリット
一方で、デュアルホワイトニングのデメリットとしては、費用が高額になる点です。オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方の費用が必要となるため、他の方法よりも高くなります。しかし、この費用を支払うことで、得られる結果や白さの持続性を考えれば、その価値は十分にあるといえるでしょう。
また、デュアルホワイトニングは歯科医院での通院と、自宅でのケアが必要となるため、手間がかかる点も。忙しい方にとっては、時間を確保するのが難しい場合もあるかもしれません。お悩みが生じた際は、当院のスタッフに、どのようなことでもご質問いただき、知恵袋としてご活用ください。効率的にホワイトニングを進めることができるようにサポートいたします。
デュアルホワイトニングの施術の流れ
デュアルホワイトニングの施術は、いくつかのステップに分かれています。ここではその流れを詳しく解説します。
①カウンセリング
デュアルホワイトニングの第一歩は、歯科医院でのカウンセリングです。患者様の歯の状態を確認し、どの程度白くしたいのかをシェードガイドを使ってチェックします。この段階で、患者様の希望に合わせたホワイトニングプランを立てることが重要です。
また、カウンセリング中には歯科医師が歯の健康状態をチェックし、虫歯や歯周病などの問題がないか確認します。もし問題があれば、ホワイトニングを行う前に治療が必要になることもあります。これにより、施術後に不具合が出るリスクを避けることができます。
②クリーニングとマウスピースの型取り
オフィスホワイトニングを行う前に、専用の機器で歯のクリーニングを行い、歯の汚れや着色を取り除きます。これにより、オフィスホワイトニングの薬剤がより効果的に作用し、効果の最大化を図ることができます。
この段階で、ホームホワイトニング用のマウスピースを作成するために型取りも行います。型取りには数週間かかる場合があるため、オフィスホワイトニングの施術と合わせて進めることが一般的です。
③オフィスホワイトニング
次に、歯科医院でのオフィスホワイトニングを実施します。この施術では、専用の高濃度薬剤を歯に塗布し、特別な光を照射して歯を白くしていきます。この方法の効果は即効性があり、1回の施術でも目に見える変化を実感できることがあるのが特徴です(個人差があります)。
オフィスホワイトニングに使われる薬剤は、酸性の成分を含んでおり、歯科医師や歯科衛生士などの有資格者によって慎重に扱われます。このため、安全に施術を受けることができ、短期間で白い歯を手に入れることが可能です。
④ホームホワイトニング
オフィスホワイトニングの施術後、ホームホワイトニングが始まります。患者様は歯科医院で作成したマウスピースを受け取り、ホームホワイトニングを自宅で行います。マウスピースに薬剤を塗布し、1日2時間程度装着するだけで、徐々に歯が白くなります。
このステップでは、患者様自身のペースでホワイトニングを進めることができ、ハイブリッドなアプローチが特徴です。自宅でできるため、忙しい方にも適しており、希望の白さに近づけるまで繰り返し使用することができます。
デュアルホワイトニングの効果が出るまでにはどれくらいかかる?
デュアルホワイトニングの効果を実感するまでの期間は個人差がありますが、通常は1〜3ヶ月程度です。歯の元々の色が暗かったり、加齢により黄ばみが目立つ場合は、効果が現れるまでに時間がかかることもあります。しかし、時間がかかる場合でも、継続的に施術を行うことでしっかりと白くなり、満足のいく結果が得られます。
デュアルホワイトニングの効果持続期間
デュアルホワイトニングの効果は、一般的に1〜2年程度持続すると言われています。ホワイトニング後にお手入れを続けることで、さらに長期間にわたって白い歯を維持することができます。加齢や食生活により、歯の黄ばみや着色が戻ることもありますが、定期的にホームホワイトニングを行うことで、白さをキープしやすくなります。
白さを持続させるためにできること
ホワイトニングの白さの持続期間には限りがありますが、少しでも長く持続させるためにできることはあります。以下の内容を意識して過ごしましょう。ホワイトニング後の白さを長期間維持するためには、以下のことを実践しましょう。
- 着色しやすい飲食物(カレーやコーヒー、赤ワインなど)を避ける
- こまめに歯磨きを行い、口腔内を清潔に保つ
- 黄ばみを感じた場合、再度ホームホワイトニングを行う
ホワイトニングをしてから数か月経つと、徐々に歯の黄ばみを感じることがあります。黄ばみを感じた場合は、希望の白さになるまでホームホワイトニングを数日間行いましょう。継続的にホワイトニングを行うことで、白さを継続できます。
カレーやコーヒー、赤ワインなど、色の濃い飲食物は着色の原因になります。食べてはいけないわけではありませんが、控えるとより白さが持続するでしょう。色の濃い食べ物を口にしたあとはしっかり歯磨きをすることで、ある程度の着色は落とせます。
何か口にしたら、なるべく早く歯を磨くように習慣づけましょう。すぐに歯磨きできない場合、水でうがいをしてください。
デュアルホワイトニングの費用
ホワイトニング治療において、デュアルホワイトニングは非常に高い効果を発揮しますが、その分費用がかかることも考慮しなければなりません。
一般的に、デュアルホワイトニングの費用は、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を行うため、50,000円〜80,000円程度が相場となります。施術を受ける医院によって異なる場合がありますが、どちらの方法も高い効果が得られるため、その費用に見合った価値があると考えられています。
ただし、ホワイトニングは美容治療に分類されるため、保険適用外となります。そのため、ホワイトニングを行う際には、事前に医院の費用や支払い方法について確認しておくことが大切です。治療後に満足のいく結果が得られることを考えれば、デュアルホワイトニングは非常に有益な投資ともいえます。
また、デュアルホワイトニングには、継続的に自宅で行うホームホワイトニングのケアも含まれるため、患者様の費用負担が増えることもあります。しかし、長期的に見れば、ホームホワイトニングは手軽に自宅で行えるため、患者様にとっては非常に便利であり、効果を維持するためには必要不可欠です。
医院によっては、デュアルホワイトニングのコースやパッケージ料金を提供しており、セット価格で費用を抑えることができる場合もあります。そのため、複数の歯科医院の料金を比較し、最適な価格とサービスを選ぶことが重要です。
※当院のデュアルホワイトニングは43,780円(2025年5月現在)です。詳しくは料金表(https://princedental.jp/price)をご確認ください。
デュアルホワイトニング施術後の注意点
ホワイトニング施術後は、特に食生活に注意を払うことが必要です。ホワイトニング直後は、歯の表面にあるペリクルという保護層が一時的に剥がれるため、歯が刺激を受けやすく、色素が吸収されやすい状態となります。特に、トランスフォーメーションを求めて一度ホワイトニングを受けた患者様にとっては、その効果を維持することが重要です。
ホワイトニング後の24時間は、色素の強い飲食物を避けるようにしましょう。コーヒーやカレー、赤ワインなど、色の濃い飲食物は歯に色素を付着させる原因となり、せっかくのホワイトニング効果を損なう可能性があります。そのため、ホワイトニング後は、歯の表面を保護するために、なるべく色素の強い食べ物を控えるように心掛けることが大切です。
また、ホワイトニング施術後に歯がしみることがある場合があります。この症状は、過酸化水素などの薬剤が歯の表面に作用するために一時的に発生するもので、通常は数日で改善します。もししみる感覚が長引く場合や、痛みが強い場合は、歯科医師に相談することをお勧めします。
さらに、ホワイトニング後にホームホワイトニングを行うことで、白さをより長く維持できます。自宅でのケアを怠らずに行うことが、最終的な白さの維持に役立ちます。自分の生活リズムに合わせて、無理なくケアを続けることができる点が、ホームホワイトニングの大きな魅力です。
白さを維持するための生活習慣
ホワイトニングを受けた後の生活習慣は、歯の白さを長期間維持するために非常に重要です。白い歯を手に入れても、適切なケアをしなければ、すぐに黄ばみが戻ってしまうことがあります。そこで、日々のケアと生活習慣に注意を払い、白い歯を長くキープしましょう。
1. 着色しやすい飲食物を控える
ホワイトニング後は、色素が濃い飲食物(カレーやコーヒー、赤ワインなど)を避けることが大切です。これらの食べ物や飲み物は歯の表面に色素を付着させ、せっかくのホワイトニング効果を無駄にする可能性があります。特に、これらの飲食物を摂取した後は、すぐに歯を磨くことをお勧めします。
2. こまめに歯磨きを行う
ホワイトニング後の歯磨きは、非常に重要です。食べ物の残りかすや色素が歯に付着しないように、こまめに歯磨きを行いましょう。また、歯磨き粉の選び方にも注意が必要です。ホワイトニング後は、スーパーなホワイトニング効果を維持できるよう、歯科医院で推奨された歯磨き粉を使うことをお勧めします。
3. ホワイトニング後にホームホワイトニングを続ける
ホワイトニング後、再度ホームホワイトニングを行うことで、白さを維持しやすくなります。定期的にホームホワイトニングを実施することで、歯の白さを長期間保つことができます。特に、年齢や生活習慣によって歯の色は変化するため、定期的なケアが効果的です。
デュアルホワイトニング施術後のケア
施術後のケアは非常に重要です。デュアルホワイトニングの施術後、24時間以内に色素の強い飲食物を避けることで、ホワイトニングの効果を最大限に活かすことができます。
ホワイトニング直後は歯の表面にあるぺクリルという保護層が一時的に剥がれていて歯が刺激を受けやすい状態になります。しばらくすると再生しますので、ホワイトニング後24時間は色素の強い食べ物を避け、しっかり歯磨きを行いましょう。
また、ホワイトニング後にしみる感覚がある場合には、歯科医院でアフターケアを受けることをお勧めします。歯科医師が適切なアフターケアを提供するため、安心して施術後のケアを行うことができます。
まとめ
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせることで、即効性と持続性を両立させるホワイトニング法です。費用はどちらか一方だけ行うよりも高額ではありますが、短期間で白い歯を手に入れ、長期間その効果を維持することができるため、ホワイトニングに興味がある方には非常に適した方法です。
デュアルホワイトニングの施術を受けることで、明るく美しい笑顔を手に入れることができますが、ホワイトニング後のケアがとても大切です。定期的なホームホワイトニングの実施や、歯の白さを維持するための生活習慣を意識することが、長期的な成功に繋がります。ハイブリッドな方法で、ご希望の白い歯を実現しましょう。
年中無休で診察しています。
(年中無休)
駐車場完備(テラスモール松戸の駐車場)
JR新松戸駅から車で約10分
松戸新京成バス「テラスモール松戸北口」バス停留所前