セラミックの歯にして後悔した6つの例と後悔しないための対策!

鏡を見ながらセラミックの色を確認する男性

セラミックの歯にしたことを後悔するケースは少なからずあります。セラミックの歯は高額な場合が多いため、後悔したくないと考える方が多いでしょう。

今回は、セラミックの歯にして後悔した例や、セラミックの歯にしたことを後悔しないための対策などを紹介します。ぜひ参考にしてください。

セラミックの歯にして後悔した6つの例

肘をついて考え込む女性

セラミックの歯にして後悔した例は、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

噛み合わせが悪くなった

セラミックの歯にしたことで、噛み合わせが悪くなることがあります。セラミック治療後に噛み合わせが悪くなると、顎関節症や開口障害、頭痛などの症状を引き起こすリスクがあるでしょう。

噛み合わせが悪化すると歯茎に炎症が起き、咬合性外傷を引き起こす可能性があります。最悪の場合、歯髄骨や歯根膜線維まで損傷し、歯を失うリスクもあるでしょう。

セラミックの歯にした際は、噛み合わせの確認を入念に行うことが重要です。少しでも違和感がある場合は、すぐに歯科医院に相談しましょう。

歯髄炎になった

セラミックの歯にしたことで、歯髄炎になるケースもあります。

セラミックの歯にするには天然歯を削る必要があります。削る範囲が広すぎた場合や、歯髄に強い刺激が加わった場合、歯髄炎になることがあるのです。歯髄炎の症状が悪化すると、歯の神経を抜く処置が必要になります。

セラミックの歯が割れた

セラミックは耐久性が高いですが、強い衝撃によってセラミックの歯が割れることもあります。セラミックの歯が割れる原因としては、就寝中の歯ぎしりなどが挙げられるでしょう。強く噛み締める癖がある方は、セラミックの歯に大きな負担がかかって割れるリスクが高いので注意してください。

一度割れたセラミックの歯は修理できないので、再度セラミックの歯を作り直す必要があります。追加で費用がかかる場合が多いでしょう。

歯ぎしりなどの癖がある方は、マウスピースを装着するなど、セラミックの歯にかかる負担を減らすことが重要です。

虫歯になった

セラミックの歯は天然歯を土台として被せて整えます。口腔内の環境が悪いと、虫歯になる可能性があるでしょう。虫歯になると、セラミックの歯と天然歯の適合性が悪くなるので、再度セラミックを作り直さなければなりません。

セラミックの歯は虫歯になりませんが、周辺の歯にトラブルが起きないように、しっかりとケアをすることが大切です。

希望どおりに仕上がらなかった

セラミックの歯が希望どおりに仕上がらなかったケースも少なからずあります。例えば、セラミックの歯の色調が周りの天然歯と異なる場合、見た目が悪くなるでしょう。

セラミックは審美性が高く、天然歯に近い色調・透明感を再現できますが、違和感が生じることもあります。治療時に周りの天然歯と色合いを比較し、違和感がないかしっかりと確認することが大切です。

予定していたより費用がかかった

セラミックの歯は、基本的に保険が適用されません。歯科医院によって費用が異なりますが、保険適用の素材と比較すると高額になります。

予定していたよりも費用がかかった場合や、かけた費用に見合う仕上がりにならなかったと感じる場合、セラミックの歯にしたことを後悔するかもしれません。

セラミックの歯にしたことを後悔しないためには

体の横を指さして笑う女性

 

セラミックの歯にしたことを後悔しないための対策は、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

カウンセリングを受ける

セラミックの歯にする前は、必ずカウンセリングを受けましょう。セラミック治療のリスクや治療後の注意点などの説明を受けてください。理想とする仕上がりについても、しっかりと話し合うことが重要です。

カウンセリングを短時間で終わらせる歯科医院もあるかもしれません。少しでも気にあることや不安なことがある場合は、遠慮せずに相談してください。

歯科検診を受ける

セラミック治療後に歯科検診を受けることで、セラミックの歯にしたことを後悔するリスクを減らせます。歯科検診では、噛み合わせの確認や、セルフケアでは落とせない汚れの除去などを行います。セラミックの歯の寿命を伸ばすことにもつながるでしょう。

特に、以下のような症状がある場合は、なるべく早く歯科医院を受診してください。

歯科検診を受けることで、トラブルの早期発見や早期治療はもちろん、セラミックの歯の状態を維持できます。セラミック治療後は、定期的に歯科検診を受けることが重要です。

虫歯を予防する

セラミック治療後は、しっかりと虫歯を予防してください。

基本的にセラミックは、レジンや金属などの素材に比べて汚れが付着しにくいです。虫歯や歯周病などの予防としても有効な治療といえるでしょう。

しかし、日々のケアを怠ると、虫歯や歯周病になる可能性は高まります。入念にブラッシングすることはもちろん、歯間ブラシやフロスなども使用して効率よく歯垢や汚れを落としましょう。

歯ぎしりや食いしばりを改善する

歯ぎしりや食いしばりの癖があると、セラミックの歯の寿命が短くなります。セラミックの歯のトラブルを予防するには、歯ぎしりや食いしばりを改善しましょう。

歯ぎしりや食いしばりの原因はストレスとされているので、ストレスを溜めないことが大切です。透明なマウスピースを装着して、歯ぎしりや食いしばりによる歯へのダメージを軽減することも効果的でしょう。

色合いを確認する

セラミックの歯にしたことを後悔しないためには、セラミック歯の色合いをご自身でしっかりと確認することが重要です。

被せ物が完了しないと最終的な色合いを確認できません。そのため、カウンセリングの際に希望の歯の色をしっかり伝えましょう。

ホワイトニングを希望している場合は、ホワイトニング後の歯の色に合わせてください。

実績が豊富な歯科医院を選ぶ

セラミック治療でのトラブルを防ぐために、実績が豊富な歯科医院を選びましょう。セラミック治療は、技術や経験が仕上がりを大きく左右します。

実績が豊富な歯科医院であれば、一人ひとりに最適なセラミックの歯を装着してくれるでしょう。アフターフォローもしっかりとしているので、トラブルが起きた場合も適切に対処してもらえます。

セラミック治療が向かない人

頭からモヤモヤを出して考える女性

セラミック治療が向かない人は、歯ぎしりや食いしばりの癖がある人などが挙げられます。

過度な力で歯を噛み合わせると、セラミックの寿命が短くなるでしょう。せっかく治療を受けても、セラミックが長持ちしません。

セラミックの歯にするには天然歯を削る必要があるので、歯を削ることに抵抗がある人もセラミック治療に不向きといえます。

まとめ

セラミックの歯を模型に装着する

今回は、セラミックの歯にして後悔した例と、セラミックの歯にしたことを後悔しないための対策をご紹介しました。セラミックの歯にして後悔した例を把握することで、セラミック治療で後悔するリスクを減らせるでしょう。

セラミック治療が向かない人の特徴として、歯ぎしりや食いしばりの癖がある人が挙げられます。

セラミックの歯を検討している方は、歯科医師と相談しながら治療を決定してください。

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