歯ぎしり・食いしばりの原因と対策|放置すると歯が割れる?

「朝起きたら顎がだるい」「無意識に歯を食いしばっていることがある」
――そんなお悩みに心当たりはありませんか?
実はその症状、就寝中や日中に起こる“歯ぎしり”や“食いしばり”が原因かもしれません。放置すると、歯がひび割れたり、顎関節に負担がかかって肩こりや頭痛につながることもあります。さらに、知らないうちに歯の表面が削れ、知覚過敏などの不快症状が現れることも。
本記事では、歯ぎしり・食いしばりの原因とその影響、日常でできる対策、歯科医院での治療法まで詳しくご紹介します。気づきにくいからこそ、早めの理解と対処が大切です。

目次

  1. 歯ぎしり・食いしばりとは
  2. 歯ぎしり・食いしばりの主な原因
  3. 放置するとどうなる?身体への影響
  4. 歯ぎしり・食いしばりの予防とセルフケア
  5. 歯科医院での治療法
  6. よくある質問(Q&A)
  7. まとめ

1. 歯ぎしり・食いしばりとは

1-1. 歯ぎしり・食いしばりってなに?

どちらも「ブラキシズム」と呼ばれる口腔習癖の一種ですが、それぞれ異なる特徴があります。
まず、歯ぎしり(グライディング)は、上下の歯を横にこすり合わせる動作で、「ギリギリ」という音が特徴的です。主に睡眠中に無意識に行われることが多く、家族に指摘されて初めて気づく方も少なくありません。
一方、食いしばり(クレンチング)は、上下の歯を強く噛み締める動作で、音はほとんど出ません。こちらは日中の緊張時やストレスを感じる場面で起こりやすく、集中している時やスポーツ中に無意識に行っている場合があります。

1-2. 歯ぎしり・食いしばりの種類

種類特徴主な影響
グラインディングギリギリと歯を横に擦り合わせる歯の摩耗、歯のひび割れ、知覚過敏
クレンチング強く食いしばる(動かさない)顎の筋肉疲労、顎関節症、頭痛・肩こり
タッピングカチカチと歯を小刻みに当てる歯への衝撃、詰め物の破損

1-3. 歯ぎしり・食いしばりセルフチェック

以下の項目に当てはまるものが多いほど、歯ぎしりや食いしばりの可能性があります。

2. 歯ぎしり・食いしばりの主な原因

歯ぎしりや食いしばりには明確な一因があるわけではなく、複数の要因が絡み合っていると考えられています。主な原因を詳しくご紹介します。

2-1. ストレス・精神的な緊張

最も多い原因がストレスです。たとえば、仕事のプレッシャーや人間関係での悩み、生活環境の変化などが無意識のうちに身体へ影響を与え、就寝中の歯ぎしりにつながることがあります。また、集中している時に食いしばってしまうという方も多く見られます。

2-2. 噛み合わせの異常

上下の歯が正しく噛み合っていないと、一部の歯に余計な力が加わり、結果として歯ぎしりの原因になることがあります。また、歯科治療後の被せ物や詰め物の高さのズレにより、歯ぎしりや食いしばりが生じることもあります。

2-3. 睡眠の質の低下

睡眠中の呼吸障害(いびき、睡眠時無呼吸症候群)や、不規則な生活習慣(飲酒、喫煙、カフェインの過剰摂取)も関係するとされています。眠りが浅いと身体がリラックスできず、無意識に筋肉が緊張し歯ぎしりが起きることがあります。

3. 放置するとどうなる?身体への影響

歯ぎしりや食いしばりは、一時的なクセだと軽く見られがちです。しかし、放置しておくと深刻な症状へ発展することがあります。

3-1. 歯へのダメージ

歯ぎしりや食いしばりが続くと、歯の表面を覆うエナメル質がすり減り、内部の象牙質が露出してしまうことがあります。その結果、歯にヒビが入ったり、知覚過敏の症状が出たりします。また、詰め物や被せ物に過剰な力が加わることで、破損や脱離(外れること)を引き起こすこともあります。最悪の場合、歯が割れて抜歯が必要になることもあるため注意が必要です。

3-2. 顎関節症のリスク

歯ぎしりや食いしばりによって、あごの関節や周囲の筋肉に過剰な負担がかかると、顎関節症と呼ばれる状態を引き起こすことがあります。
顎関節症の代表的な症状としては、口を開けたときのあごの痛みや違和感、開口障害(口が開きにくくなる)、関節がカクカクと音が鳴るなどが挙げられます。症状が悪化すると、食事や会話がしづらくなるだけでなく、慢性的な痛みによって生活の質が低下するケースもあります。

3-3. 頭痛・肩こり・首の痛み

噛みしめによる筋肉の緊張が首や肩に波及すると、慢性的な肩こりや頭痛につながることもあります。

4. 歯ぎしり・食いしばりの予防とセルフケア

日常生活の中で少し意識を変えるだけでも、歯ぎしりや食いしばりの症状をやわらげることができます。

4-1. ストレスコントロール

リラックスできる時間を意識的に取り入れることで、症状の軽減が期待できます。

4-2. 食いしばりに気づく工夫

私たちの上下の歯は本来、安静時にはわずかに離れているのが正常な状態です。パソコンのモニターやスマートフォンなど、よく目にする場所に「歯を離す」などと書いたメモを貼ることで、無意識の食いしばりを減らす習慣が身についていきます。

4-3. 姿勢や生活習慣を見直す

悪い姿勢や乱れた生活習慣は歯ぎしりや食いしばりの原因となります。以下のポイントを意識してみましょう。

5. 歯科医院での治療法

セルフケアでの改善が難しい場合や、症状が長く続く場合には、歯科医院での専門的な治療が効果的です。

5-1. マウスピース(ナイトガード)

就寝時に装着することで、歯と歯の接触を防ぎ、歯の摩耗やあごへの負担を軽減します。保険適用で作成できるケースもあります。症状に応じたカスタマイズが重要です。

5-2. 噛み合わせの調整

噛み合わせのバランスが悪い場合は、歯の高さを調整することで力のかかり方を均等化し、歯ぎしりを軽減する方法もあります。

5-3. ボトックス注射

咬筋(こうきん)と呼ばれる噛む筋肉にボツリヌス製剤を注射し、筋肉の過剰な力を抑える治療法です。効果の持続期間や適応については、歯科医師と相談の上での判断が必要です。

6. よくある質問(Q&A)

Q1:子どもも歯ぎしりしますか?

A:はい、乳幼児〜小学生までの子どもにも見られることがあります。成長に伴い自然に治まる場合が多いですが、症状が強い場合は相談をおすすめします。

Q2:市販のマウスピースを使ってもいい?

A:市販のものは簡易的に使えますが、かえって顎関節や歯並びに悪影響を与えることも。できるだけ歯科医院での精密な型取りによるマウスピースをおすすめします。

7. まとめ

歯ぎしりや食いしばりは、誰にでも起こりうる身近なトラブルですが、放置すると歯や顎に深刻なダメージを与えることがあります。原因はストレスや噛み合わせ、生活習慣などさまざまですが、早期の気づきと対策が予防のカギとなります。セルフケアだけでなく、必要に応じて歯科医院でのマウスピース治療などを検討することも大切です。

テラスモール松戸プランス歯科では、分野ごとの専門家が集まることで、幅広い治療法を提供しています。患者様のお口の健康を根本からサポートすることを目指しておりますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。

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