「原因不明の頭痛が続いている」「肩こりがひどくてマッサージに通っているけど改善しない」そんなお悩みを抱えている方、もしかしたら噛み合わせが原因かもしれません。
実は、噛み合わせの問題は、お口の中だけでなく、全身に様々な影響を及ぼすことが研究で明らかになっています。特に、頭痛、肩こり、めまい、耳鳴りなど、一見歯とは関係なさそうな症状が、噛み合わせの異常によって引き起こされることがあります。これは「不定愁訴」とも呼ばれ、原因が特定されにくいため、長年悩まされている方も少なくありません。
そこでこの記事では、噛み合わせとは何か、噛み合わせが悪いことで起こる全身の症状、原因、改善方法、そして松戸市の患者様からよくいただくご質問について、歯科医療の専門的な観点から詳しく解説します。長年の不調の原因が見つかるかもしれません。
目次
- 噛み合わせとは?基礎知識を理解しよう
- 噛み合わせが悪いことで起こる症状
- なぜ噛み合わせが頭痛・肩こりを引き起こすのか
- 噛み合わせが悪くなる原因
- よくある質問(Q&A)
- 噛み合わせを改善する方法
- まとめ
1. 噛み合わせとは?基礎知識を理解しよう

噛み合わせの定義
まず、噛み合わせとは、上下の歯が接触する状態のことを指します。専門的には「咬合(こうごう)」と呼ばれます。
正常な噛み合わせでは、上下の歯が適切な位置関係で接触し、顎の関節や筋肉に過度な負担をかけることなく、効率的に食べ物を噛むことができます。
例えるなら、歯車がぴったりと噛み合うように、上下の歯が調和して機能している状態です。
正常な噛み合わせの条件
次に、正常な噛み合わせにはいくつかの条件があります。
上下の歯の位置関係
- 上の前歯が、下の前歯を2〜3mm程度覆っている
- 奥歯がしっかりと噛み合っている
- 左右対称にバランスよく噛める
顎の位置
- 顎関節に無理な力がかかっていない
- 口を開け閉めする時に痛みや音がない
- スムーズに顎を動かせる
筋肉のバランス
- 咀嚼筋(噛むための筋肉)が左右均等に働いている
- 過度な緊張や疲労がない
これらの条件が満たされていると、お口全体が調和して機能します。
噛み合わせのセルフチェック
さらに、ご自身の噛み合わせをチェックしてみましょう。
チェック項目
- 左右どちらか一方で噛む癖がある
- 口を開けると顎が痛い、または音がする
- 朝起きると顎が疲れている
- 頭痛や肩こりが頻繁にある
- 食事中に頬や舌を噛むことが多い
- 歯ぎしりや食いしばりの癖がある
これらの項目に複数当てはまる場合は、噛み合わせに問題がある可能性があります。実際、松戸市のテラスモール松戸プランス歯科でも、このような症状で来院される方が多くいらっしゃいます。
2. 噛み合わせが悪いことで起こる症状

お口の中の症状
まず、噛み合わせが悪いと、お口の中に以下のような症状が現れます。
顎関節症 顎の関節や筋肉に痛みが生じ、口を開けにくくなったり、音がしたりします。特に、朝起きた時に症状が強く出ることが多いです。
歯の異常な摩耗 特定の歯に過度な力がかかり、歯が削れたり欠けたりします。
歯周病の悪化 不適切な力が歯にかかることで、歯を支える骨にダメージを与え、歯周病が進行しやすくなります。
知覚過敏 歯の摩耗により、冷たいものや熱いものがしみるようになります。
頭痛
次に、噛み合わせの異常が引き起こす代表的な症状が頭痛です。
緊張型頭痛 最も多いのが、緊張型頭痛です。頭を締め付けられるような鈍い痛みが特徴で、午後から夕方にかけて悪化することが多いです。
噛み合わせが悪いと、咀嚼筋が常に緊張状態になります。この緊張が頭部の筋肉にも波及し、頭痛を引き起こします。
実際、研究によると、顎関節症の患者様の約70%が頭痛を経験していると報告されています。
偏頭痛の誘発 また、噛み合わせの異常が、偏頭痛を誘発または悪化させることもあります。
肩こり・首のこり
さらに、肩こりや首のこりも、噛み合わせと深く関係しています。
咀嚼筋の緊張は、首や肩の筋肉にも連鎖的に影響します。例えるなら、ドミノ倒しのように、一つの筋肉の緊張が次々と周囲の筋肉に伝わっていくイメージです。
症状の特徴
- 慢性的な肩こり
- 首の後ろが張る
- 背中の上部が痛い
- マッサージを受けても一時的にしか改善しない
実際、松戸市内でマッサージに通っている方の中にも、根本原因が噛み合わせにあったというケースが少なくありません。
その他の全身症状
また、噛み合わせの異常は、以下のような全身症状も引き起こすことがあります。
めまい・耳鳴り 顎関節と耳は非常に近い位置にあるため、顎関節の異常が耳の症状として現れることがあります。
不眠 痛みや不快感により、睡眠の質が低下します。また、歯ぎしりや食いしばりにより、深い眠りが妨げられます。
集中力の低下 慢性的な痛みや不快感により、仕事や勉強に集中できなくなることがあります。
姿勢の悪化 噛み合わせのバランスが崩れると、無意識のうちに頭の位置がずれ、姿勢が悪くなります。その結果、さらに肩こりや腰痛が悪化するという悪循環に陥ります。
顔の歪み 長期間、片側だけで噛む癖があると、顔の筋肉のバランスが崩れ、顔の歪みにつながることがあります。
3. なぜ噛み合わせが頭痛・肩こりを引き起こすのか

咀嚼筋の緊張
まず、噛み合わせが悪いと、咀嚼筋(噛むための筋肉)が常に緊張状態になります。
咀嚼筋には、側頭筋、咬筋、翼突筋などがあり、これらは頭部や顎の周りに広く分布しています。これらの筋肉が過度に緊張すると、周囲の筋肉にも影響が広がります。
特に、側頭筋はこめかみから頭の側面にかけて広がっているため、この筋肉の緊張が頭痛の直接的な原因となります。
筋肉の連鎖反応
次に、筋肉は互いに連動して働いています。
咀嚼筋の緊張は、首の筋肉、肩の筋肉へと連鎖的に広がります。例えるなら、一本のロープが引っ張られると、そのロープにつながっている他の部分も引っ張られるようなものです。
したがって、噛み合わせの問題が、一見関係のない肩こりや首の痛みを引き起こすのです。
トリガーポイントの形成
さらに、慢性的な筋肉の緊張により、「トリガーポイント」と呼ばれる筋肉のしこりができることがあります。
トリガーポイントは、押すと痛みを感じる部分で、その痛みが離れた場所に放散することがあります。これを「関連痛」と言います。
例えば、顎の筋肉のトリガーポイントが、頭痛や肩こりとして感じられることがあるのです。
自律神経への影響
また、慢性的な痛みや不快感は、自律神経のバランスを乱します。
自律神経が乱れると、血流が悪くなったり、筋肉がさらに緊張しやすくなったりします。その結果、頭痛や肩こりが悪化するという悪循環に陥ります。
姿勢の変化
最後に、噛み合わせが悪いと、無意識のうちに頭の位置がずれ、姿勢が変化します。
頭は約5kgもの重さがあり、その位置がわずかにずれるだけで、首や肩の筋肉に大きな負担がかかります。例えるなら、ボーリングの球を手に持って前に傾けると、腕に大きな負担がかかるのと同じです。
したがって、噛み合わせの改善は、姿勢の改善にもつながり、結果的に頭痛や肩こりの軽減が期待できます。
4. 噛み合わせが悪くなる原因

歯並びの問題
まず、生まれつきの歯並びや、成長過程での歯並びの変化が、噛み合わせに影響します。
よくある歯並びの問題
- 出っ歯(上顎前突)
- 受け口(下顎前突)
- 開咬(奥歯を噛んでも前歯が閉じない)
- 叢生(歯が重なり合っている)
- 交叉咬合(噛み合わせが左右でずれている)
これらの歯並びの問題は、噛み合わせのバランスを崩す原因となります。
虫歯や歯周病による歯の喪失
次に、虫歯や歯周病で歯を失うと、噛み合わせが変化します。
歯が1本でも抜けると、その隙間に向かって隣の歯が倒れてきたり、反対側の歯が伸びてきたりします。その結果、全体の噛み合わせのバランスが崩れます。
したがって、歯を失った場合は、ブリッジやインプラントなどで補うことが推奨されます。
不適切な歯科治療
さらに、詰め物や被せ物の高さが合っていない場合も、噛み合わせに影響します。
わずか数ミリの高さの違いでも、噛み合わせのバランスは崩れます。特に、新しく詰め物や被せ物を入れた後、違和感が続く場合は、早めに歯科医院で調整してもらうことが重要です。
実際、松戸市内でも、他院で治療を受けた後、噛み合わせの違和感を訴えて来院される方がいらっしゃいます。
歯ぎしり・食いしばり
また、歯ぎしりや食いしばりの習慣も、噛み合わせを悪化させます。
睡眠中の歯ぎしりや、日中の無意識の食いしばりにより、歯が摩耗したり、移動したりします。また、顎の関節や筋肉に過度な負担がかかり、顎関節症の原因にもなります。
生活習慣
加えて、以下のような生活習慣も噛み合わせに影響します。
片側噛み いつも同じ側で噛む癖があると、顎や筋肉のバランスが崩れます。
頬杖をつく 頬杖をつく習慣は、顎に歪んだ力をかけ、噛み合わせを悪化させます。
うつ伏せ寝 うつ伏せで寝る習慣は、顎に不自然な力がかかり、噛み合わせに影響します。
猫背や悪い姿勢 姿勢の悪さは、頭の位置をずらし、噛み合わせにも影響します。
加齢による変化
最後に、加齢とともに、歯が摩耗したり、歯茎が下がったりすることで、噛み合わせが変化します。
また、歯を支える骨が弱くなることで、歯が動きやすくなり、噛み合わせが変わることもあります。
5. よくある質問(Q&A)

Q1. 噛み合わせの治療は痛いですか?
A. 治療の内容によりますが、多くの場合、大きな痛みを伴うことはありません。
治療の種類と痛み
- 噛み合わせの調整:歯を少し削る処置なので、ほとんど痛みはありません
- マウスピース療法:装着時に若干の違和感がある程度です
- 矯正治療:動かし始めは痛みがありますが、徐々に慣れます
不安な場合は、松戸市内の歯科医院で事前に相談することをお勧めします。
Q2. 噛み合わせの治療にはどのくらいの期間がかかりますか?
A. 症状の程度や治療方法によって異なります。
簡単な調整の場合 噛み合わせの高さを調整するだけであれば、1回の来院で完了することもあります。
マウスピース療法の場合 数ヶ月から半年程度、継続的に使用します。
矯正治療の場合 歯並びから改善する必要がある場合は、1〜3年程度かかることが一般的です。
まずは、松戸市のテラスモール松戸プランス歯科で診査を受け、ご自身の状態と治療計画を確認することが推奨されます。
Q3. 噛み合わせが原因の頭痛と、他の頭痛の違いはありますか?
A. いくつかの特徴的な違いがあります。
噛み合わせが原因の頭痛の特徴
- 朝起きた時に痛みが強い(睡眠中の歯ぎしりが原因)
- こめかみや側頭部が痛い
- 顎を動かすと痛みが変化する
- 肩こりや首のこりを伴う
- マッサージで一時的に楽になる
ただし、自己判断は危険です。頭痛が続く場合は、まず内科や神経内科を受診し、他の病気を除外することが重要です。その上で、噛み合わせの問題が疑われる場合は、歯科医院を受診しましょう。
Q4. マウスピースは一生使い続けなければいけませんか?
A. 必ずしも一生使い続ける必要はありません。
マウスピース(ナイトガード)は、主に症状を緩和するための対症療法です。根本的な原因(歯並び、歯ぎしりの癖など)を改善できれば、使用をやめられることもあります。
ただし、歯ぎしりの癖が改善されない場合や、症状が再発する場合は、継続的な使用が推奨されることもあります。
Q5. 子供の噛み合わせも治療した方がいいですか?
A. 成長期のお子様の噛み合わせは、早期に対応することが推奨されます。
子供の噛み合わせ治療のメリット
- 顎の成長を利用できるため、治療がしやすい
- 将来的な顎関節症のリスクを減らせる
- 正しい発音や咀嚼機能の発達を促せる
松戸市内でも、小児矯正に力を入れている歯科医院があります。お子様の噛み合わせが気になる場合は、早めに相談することをお勧めします。
Q6. 噛み合わせの治療は保険が使えますか?
A. 治療内容によって、保険適用の有無が異なります。
保険適用の治療
- 虫歯や歯周病の治療
- 噛み合わせの調整(簡単なもの)
- 顎関節症の治療(マウスピース含む)
自費診療となる治療
- 審美目的の矯正治療
- セラミックなど高品質な材料を使った治療
ただし、顎関節症など医療上必要と認められる矯正治療は、保険適用や医療費控除の対象となる場合もあります。
詳しくは、松戸市内の歯科医院で相談してみましょう。
6. 噛み合わせを改善する方法

歯科医院での治療
まず、噛み合わせの改善には、専門的な治療が必要です。
噛み合わせの調整 詰め物や被せ物、歯の高さを調整することで、バランスを整えます。
マウスピース療法(ナイトガード) 就寝中に装着するマウスピースで、歯ぎしりや食いしばりから歯を守り、筋肉の緊張を緩和します。
矯正治療 歯並びが原因の場合は、矯正治療で根本的に改善します。
補綴治療 失った歯をブリッジやインプラントで補い、噛み合わせを回復させます。
松戸市のテラスモール松戸プランス歯科では、これらの治療を総合的に提供しています。
自宅でできるケア
次に、日常生活でできる改善方法もあります。
左右均等に噛む 意識的に両側で噛むようにしましょう。
頬杖をつかない 頬杖をつく癖をやめましょう。
うつ伏せ寝を避ける 仰向けや横向きで寝るようにしましょう。
姿勢を正す デスクワークの際は、正しい姿勢を意識しましょう。
ストレス管理 ストレスは歯ぎしりや食いしばりの原因になります。リラックスする時間を作りましょう。
セルフマッサージ
さらに、筋肉の緊張を和らげるセルフマッサージも効果的です。
咬筋のマッサージ
- 奥歯を軽く噛んで、頬の筋肉を触り、盛り上がる部分を見つける
- 指で円を描くように優しくマッサージする
- 30秒程度行う
側頭筋のマッサージ
- こめかみの部分に指を当てる
- 円を描くように優しくマッサージする
- 30秒程度行う
ただし、痛みがある場合は無理をせず、歯科医院で相談しましょう。
定期的な歯科検診
最後に、定期的な歯科検診を受けることが重要です。
噛み合わせは、徐々に変化していきます。定期的にチェックを受けることで、問題を早期に発見し、対処できます。
一般的に、3〜6ヶ月に1回の定期検診が推奨されます。
7. まとめ
ここまで見てきたように、噛み合わせの問題は、お口の中だけでなく、頭痛や肩こりなど全身に影響を及ぼします。
この記事のポイント
- まず、噛み合わせの異常は頭痛・肩こりの原因になります
- 次に、咀嚼筋の緊張が全身の筋肉に連鎖します
- そして、原因不明の不調の背景に噛み合わせの問題があるかもしれません
- また、歯並び、歯の喪失、歯ぎしりなどが原因となります
- さらに、マウスピースや矯正治療で改善できます
- 加えて、生活習慣の見直しも重要です
- 最後に、定期的な歯科検診で早期発見・対処が可能です
つまり、長年悩んでいる頭痛や肩こりの原因が、実は噛み合わせにあるかもしれないのです。
原因不明の頭痛や肩こりでお悩みの方、噛み合わせが気になる方は、松戸市のテラスモール松戸プランス歯科までお気軽にご相談ください。年中無休で診療しておりますので、平日お忙しい方も週末にゆっくりとご来院いただけます。
松戸駅からのアクセスも良く、テラスモール松戸内にあるため、お買い物のついでに噛み合わせのチェックを受けていただけます。松戸市にお住まいの皆様の全身の健康を、お口の中からサポートさせていただきます。
正しい噛み合わせで、快適な毎日を取り戻しましょう。
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